千葉大学真菌医学研究センター|Jikken Noteが研究室全体の再現性と成長を支える存在に

千葉大学真菌医学研究センター 准教授
准教授 後藤 義幸
目次
Jikken Note導入による記録意識と研究の質の変化
研究室にJikken Noteを導入して以来、研究員、学生、技術補佐員たちの実験記録に大きな変化を感じています。以前は紙のノートだと「これくらいは書かなくても」と省略されがちだった細かな操作手順や条件設定まで、きちんと記録されるようになりました。これにより実験の再現性が格段に向上し、研究の質が底上げされています。
研究室全体の情報共有とコミュニケーションの向上
特に画期的なのは、当研究室では、Jikken Noteを通して、研究室全体での実験に関する情報共有が実現できたことです。これにより、ラボ全体のスキルアップだけでなく、研究室員同士のコミュニケーションも増えました。また、私自身も学生の実験進捗をリアルタイムで把握できるようになり、適切なタイミングでアドバイスを提供できるようになりました。さらに、過去の実験履歴の検索が大変容易なため、紙のノートで浪費していた検索時間が大幅に削減でき、研究活動の効率が大幅に改善されました。
実験手順の複製機能による指導の効率化と研究室全体の成長促進
既存のノートの複製機能は指導者としても非常にありがたい機能です。標準的なプロトコルを作成しておけば、新しく配属された学生でも迷うことなく実験を開始できます。毎回一から説明する必要がなくなり、より本質的な研究指導に時間を割けるようになりました。研究室運営の効率化と研究室全員の成長促進、両方を実現できる優れたシステムだと評価しています。